2014年12月02日

床柱・絞り丸太

床の間につきものと言えば「床柱」です。日本の木造建築文化は長い歴史があり

多種多様な納まりと材料が存在いたします。 床柱で言えば国産材から唐物、輸入物など

様々です。その中でもおすすめなのが「絞り丸太」があります。国産の北山杉の絞り丸太を

使用しています。絞り丸太も「人造」と「天然」と分かれます。元々はたまたま表面にしわの

入ったものが見つかり珍重されされ、それを模したものが作られるようになりました。

どうやって作っているのかが下の写真です。 根気の要る仕事です。



なにをしているかと言いますと、丸太の表面にしわの形をした細い棒を1本1本針金で

巻き付けていきます。 このあと1年から3年で伐採していきます。







北山産丸太の歴史は古く、室町時代より神殿造りや書院造りをとおして、

日本建築に深く根ざした伝統をもつ“銘木”として今日に伝えられています、現在では

北山優良材を筆頭に吉野産磨丸太も優良材を中心に広く普及し、日本建築の各所に

使われいます。




日本人のみならず、外国人の方からも高い評価をいけている、日本の和室。

畳のある和室を、しっかりした材料で専属の大工棟梁に造ってもらおうではありませんか。

  


Posted by 菊池建設 藤沢 at 14:40Comments(0)