2013年03月29日

仰げば尊し、蛍の光

満開の桜が、風に散り始めています。


仰げば尊し、蛍の光


先週あたり各地の学校で卒業式が行われました。
子どもたちが晴れやかな笑顔で卒業式に向かう姿を見ていると、
懐かしさ、そして何かしら感慨を覚えます。

昔、私の学生時代に、卒業式でよく歌われた曲といえば、
「仰げば尊し」や「蛍の光」でしたが、学生達に歌詞がわかりにくい、
あるいは歌詞が国家主義的等の理由で、最近あまり歌われなくなったとか。

それでも、和訳に時代的な背景を読み取りながら、
心に残る歌詞の部分を味わえば良いのではないかと思います。

どちらの曲も、街中やラジオ、テレビなどからピアノの演奏が聞こえてくると、
一瞬にして心魅かれる、素晴らしいメロディ・ラインです。
メロディと、卒業の季節の思い出や記憶を重ね合わせるだけでもいいのでは。


「仰げば尊し」
(作曲:H. N. D. 作詞:T. H. ブロスナン 和訳:大槻文彦、里見義、加部厳夫)

一. 仰げば 尊し 我が師の恩
   教(おしえ)の庭にも はや幾年(いくとせ)
   思えば いと疾(と)し この年月(としつき)
   今こそ 別れめ いざさらば

二. 互(たがい)に睦(むつみ)し 日ごろの恩
   別るる後(のち)にも やよ 忘るな
   身を立て 名をあげ やよ 励めよ
   今こそ 別れめ いざさらば

三. 朝夕 馴(なれ)にし 学びの窓
   蛍の灯火 積む白雪
   忘るる 間(ま)ぞなき ゆく年月
   今こそ 別れめ いざさらば


「蛍の光」
(原曲:スコットランド民謡  作詞:稲垣千頴)

一. 蛍の光 窓の雪
   書(ふみ)読む月日 重ねつつ
   何時(いつ)しか年も すぎの戸を
   開けてぞ今朝は 別れ行く

二. 止まるも行くも 限りとて
   互に思ふ 千萬(ちよろづ)の
   心の端(はし)を 一言に
   幸(さき)くと許(ばか)り 歌うなり

(三・四 省略)


三月もあと僅か。寒さもだいぶ和らいできました。
色とりどりの花が咲き、明るく、暖かい日が増え、春は盛りを迎えます。

新しい年度には、気持ちを新たにし、更に成長、飛躍できますよう、
日々を大切に過ごしていきましょう!


仰げば尊し、蛍の光





Posted by 菊池建設 藤沢 at 23:41│Comments(0)
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