2013年11月02日
紅葉に明かりを灯す
街中で、ケイトウ(鶏頭)の花々を見かけます。
炎のように、真っ赤に燃えるように咲いています。


熱帯アジア原産の花で、日本には万葉時代に渡来。
長く「韓藍(からあい)」と呼ばれていました。
鶏の鶏冠(とさか)にも似ているので、「鶏冠花」という呼称もあります。

確かに似ています。
一方、葉が鶏頭に似ているハゲイトウ(葉鶏頭)も、紅色が鮮やかです。

ハゲイトウは、色づくのは葉で、花は小さく目立ちません。
ケイトウとは別の品種ですが、一方が花、もう一方が葉が
鶏冠のように、ほぼ同じ時期に色づきます。不思議な縁です。
ケイトウを詠んだ句を少々。
わが屋戸に
韓藍蒔(ま)き生(おほ)し
枯れぬれど
懲りずてまたも
蒔かむとそ思ふ
山部赤人(万葉集)
秋風の
吹きのこしてや 鶏頭花
与謝蕪村
ケイトウもハゲイトウも晩夏から秋にかけて色づきます。
花壇などでは様々な色の品種が並び、紅葉のような彩りです。

色彩や、形、そして時期的にも、ケイトウ・ハゲイトウは、
まるで、紅葉の彩りに明かりを灯してくれる松明(たいまつ)のように感じられます。
紅葉に 明かりを灯す 鶏頭花
浩海

炎のように、真っ赤に燃えるように咲いています。


熱帯アジア原産の花で、日本には万葉時代に渡来。
長く「韓藍(からあい)」と呼ばれていました。
鶏の鶏冠(とさか)にも似ているので、「鶏冠花」という呼称もあります。

確かに似ています。
一方、葉が鶏頭に似ているハゲイトウ(葉鶏頭)も、紅色が鮮やかです。

ハゲイトウは、色づくのは葉で、花は小さく目立ちません。
ケイトウとは別の品種ですが、一方が花、もう一方が葉が
鶏冠のように、ほぼ同じ時期に色づきます。不思議な縁です。
ケイトウを詠んだ句を少々。
わが屋戸に
韓藍蒔(ま)き生(おほ)し
枯れぬれど
懲りずてまたも
蒔かむとそ思ふ
山部赤人(万葉集)
秋風の
吹きのこしてや 鶏頭花
与謝蕪村
ケイトウもハゲイトウも晩夏から秋にかけて色づきます。
花壇などでは様々な色の品種が並び、紅葉のような彩りです。

色彩や、形、そして時期的にも、ケイトウ・ハゲイトウは、
まるで、紅葉の彩りに明かりを灯してくれる松明(たいまつ)のように感じられます。
紅葉に 明かりを灯す 鶏頭花
浩海

Posted by 菊池建設 藤沢 at 11:45│Comments(0)