2012年06月08日

絵本の力、心で伝える

子どもに絵本を読むことを、世間一般では「絵本の読み聞かせ」と言います。

しかし、この「読み聞かせ」という言葉に違和感を覚えます。

何か、読んでやっているのだから、聞きなさい、といった感じにとれなくもありません。


私は「絵本の読み伝え」という言葉の方がいいのではないかと考えています。

絵本を読み、物語の世界を、一生懸命、心で伝えるという意味を込めています。


ちなみに我が家の読み伝えのスタイルはこんな感じです。



膝の上に子どもを乗せて、絵本を読みます。二人の肌の温もりが伝わります。

寝る前に1冊か2冊。絵本で体験した世界、感じた気持ちと共に子どもたちは眠りにつきます。


絵本を読む時は、物語の世界や登場人物に合わせて、一生懸命、心を込めて、読みます!

お母さんはお母さんらしく、ちびっ子はちびっ子らしく、オオカミはオオカミらしく、おばけはおばけらしく、

爽やかな青空の場面は爽やかに、地獄は地獄のようにおどろおどろしく、嬉しい場面は嬉しく、寂しい場面は寂しく、etc...


素晴らしい絵本は、丁寧に読めば、物語の世界や登場人物の気持ちが、子どもの心にしっかりと伝わります。

そして、読み続けていくうちに、子どもたちにとって、絵本の時間は、大切で、楽しい時間になります。


昔の人々のように、何も見ずに、昔話しや物語りをすることが、私にはできません。

代わりに、心を込めて絵本を読むのです。



  


Posted by 菊池建設 藤沢 at 14:19Comments(2)